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2011年01月 アーカイブ

鑑賞植物と美の追求 6

新しい園芸品種は、厳しい気候では庭に向かないが、南カリフォルニアのような冬の暖かい地域では、花卉産業上の重要な園芸品種となるでしょう。


冬咲きの植物には、ほかにホモグロッスム・プリオリーがありますが、これは赤や黄色の花を咲かせるグラジオラスに近いもので、グラジオラス属の種とも交配ができます。


この種は、11月末から12月の初めに開花するので、北半球では、新しいクリスマス用の花になるかもしれません。


野生のグラジオラスの香りは、カーネーションに似たものから、高級なフランス製の香水のような香りの強いものまで、実に変化に富んでいます。


強烈な、フリージアに似た甘い香りを持っている種も少数存在しますが、この香りは、生来的に嗅覚の鋭い人にしか楽しむことができません。


嗅覚の善し悪しは遺伝によるものですが、残念ながら嗅覚の鈍い人は、まったく花の香りを享受することはできません。


アーヴィン植物園の調査によると、アメリカ合衆国の人口の約75パーセントが、正常な嗅覚を持つということです。


グラジオラス・リリアケウスの園芸品種には、まさに畏敬すべき可能性を見せるものがあります。


これらの園芸品種は、見応えのある花をつけるだけでなく、朝から晩にかけて花色を変化させるというのです。


その花は、朝方はクリームがかった黄色です。

鑑賞植物と美の追求 7

グラジオラスの中には、日没に向かうにつれてピンクがかった藤色に変わるものがあります。


もし、この花色を制御している遺伝子がつきとめられ、改良され、もっと大きな花を咲かせる園芸品種に導入されれば、色を変える切り花を楽しむことができるでしょう。


アーヴィン植物園で人気のある種のひとつに、グラジオラス・キトリヌスがありますが、いまでは野生ではほとんど見ることができなくなりました。


たいへん珍しい種なのです。


この種が野生では見出されなくなったとき、あるフランスの愛好家が栽培していることがわかったのです。


この栽培株から採取された種子が、生まれ故郷の南アフリカにいる野生植物の熱心な愛好家のもとへ送り戻されましたが、そこからまた入手した種子で育てたのが、アーヴィン植物園にある株です。


この植物は、クロッカスの形をした、鮮黄色の花をもち、草丈は比較的低いです。


植物学者らの考えでは、この種は、花壇の縁取りに向く小型品種を作出するのに利用できるということです。


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