和のイデオロギー

住民運動における「住民」は、運動の拡がりと高まりとともに「住民エゴ」という批判が浴びせかけられたように・・・


具体的な生活の要請(本音)に根ざす個別的、可視的な利害を主張する、どろくささと、「抗議」(プロテスト)行動を役所等との有効な交渉力の基礎として活用する新奇さとを表していました。


この運動主体としての住民のイメージは、いうまでもなく、戦前のように地方の末端行政への従順な「参助」を義務づけられた「住民」でもなく・・・


あるいは戦後著しく進んだ都市化・大衆社会化のなかで、たまたまある場所に住所を有するだけの「住民登録」住民といったタイプでもないのです。


それは、自分たちの暮しに直接的な大きな影響を及ぼす事業が自分たちの関知しないところで決定され、それがおしつけられてくることに対して公然と抵抗ないし異議申し立てを行う自己主張の表出でした。


・・・ここでの目的は、住民運動を改めて分析することではありません。


「住民」がくっきりと登場した時期を振り返り、その特性を検討することで住民の「元気」の一つに光をあてることです(かつて私はいわゆる阻止型の住民運動を分析したことがあります。


住民運動と一口にいっても、それは、実際には多種多様です。


鑑賞植物と美の追求 8

植物分類学者のなかには、グラジオラス・キトリヌスは、グラジオラス属の中ではたいへん原始的で、大形の花を持つグループを派生した祖先種に近縁な種であると考えている者がいます。


もしそうなら、この種を保護することに、特別重要な意義があることになります。


クラジオラスの可能性はまだまだ尽きません。


ある種は、花びらに面白い斑点や模様があります。


また別の種では、変わった花形を持っていたり開花の仕方が変わっています。


グラジオラス・エドゥリスは食用とされていたことがあったので、グラジオラス属の球根は、新しい食用作物になり得るのではないかとさえ思っています。

鑑賞植物と美の追求 7

グラジオラスの中には、日没に向かうにつれてピンクがかった藤色に変わるものがあります。


もし、この花色を制御している遺伝子がつきとめられ、改良され、もっと大きな花を咲かせる園芸品種に導入されれば、色を変える切り花を楽しむことができるでしょう。


アーヴィン植物園で人気のある種のひとつに、グラジオラス・キトリヌスがありますが、いまでは野生ではほとんど見ることができなくなりました。


たいへん珍しい種なのです。


この種が野生では見出されなくなったとき、あるフランスの愛好家が栽培していることがわかったのです。


この栽培株から採取された種子が、生まれ故郷の南アフリカにいる野生植物の熱心な愛好家のもとへ送り戻されましたが、そこからまた入手した種子で育てたのが、アーヴィン植物園にある株です。


この植物は、クロッカスの形をした、鮮黄色の花をもち、草丈は比較的低いです。


植物学者らの考えでは、この種は、花壇の縁取りに向く小型品種を作出するのに利用できるということです。


鑑賞植物と美の追求 6

新しい園芸品種は、厳しい気候では庭に向かないが、南カリフォルニアのような冬の暖かい地域では、花卉産業上の重要な園芸品種となるでしょう。


冬咲きの植物には、ほかにホモグロッスム・プリオリーがありますが、これは赤や黄色の花を咲かせるグラジオラスに近いもので、グラジオラス属の種とも交配ができます。


この種は、11月末から12月の初めに開花するので、北半球では、新しいクリスマス用の花になるかもしれません。


野生のグラジオラスの香りは、カーネーションに似たものから、高級なフランス製の香水のような香りの強いものまで、実に変化に富んでいます。


強烈な、フリージアに似た甘い香りを持っている種も少数存在しますが、この香りは、生来的に嗅覚の鋭い人にしか楽しむことができません。


嗅覚の善し悪しは遺伝によるものですが、残念ながら嗅覚の鈍い人は、まったく花の香りを享受することはできません。


アーヴィン植物園の調査によると、アメリカ合衆国の人口の約75パーセントが、正常な嗅覚を持つということです。


グラジオラス・リリアケウスの園芸品種には、まさに畏敬すべき可能性を見せるものがあります。


これらの園芸品種は、見応えのある花をつけるだけでなく、朝から晩にかけて花色を変化させるというのです。


その花は、朝方はクリームがかった黄色です。

鑑賞植物と美の追求 5

アーヴィン植物園では、このような膨大な可能性を秘めた野生種を探し求め、それらをかけ合わせることにより、これまでにないまったく新しい園芸品種を作出しつつあります。


グラジオラス・グエンジーは、かつて南アフリカの砂丘に群生していた常緑の種ですが、最近、絶滅の危機に直面しています。


その葉には、優れた貯水能力があり、長い期間にわたって小さな花を咲かせます。


遺伝子導入により、大きく、色鮮やかな花が作出されれば、この種は、温暖な気候に適した、美しい多年生の園芸植物になるでしょう。


何年もの間、アーヴィン植物園でこの種を栽培してきていたので、この種をはじめとして著者らに馴染みのある種を、南アフリカの絶滅危惧種リストの中に見出して驚きました。


多くの種が絶滅の危機に直面するにつれ、植物園は今後ますます、絶滅危惧種の意図せぬ保護者としての役割を果たすようになるでしょう。


ふつうのグラジオラスは、夏の間に花を咲かせますが、野生のグラジオラスのほとんどの種は冬に開花します。


これらの植物は、冬が暖かい、地中海性気候に似た地域を原産地としています。


最近、野生のグラジオラス・トリスティスの遺伝子を、大型の園芸グラジオラスに導入して、冬に開花するグラジオラスの新しい園芸品種が作出されましたね。

鑑賞植物と美の追求 4

黒や、ぼんやりした青のような、自然にはあまりない色にさえ挑戦しています。


遺伝子工学によって、デルフィニウムから青色を取り出し、バラに着色するような時が来るのを楽しみに、しかし半ば戸惑いを覚えつつ、待っているところです。


変わったグラジオラスカリフォルニア大学のアーヴィン植物園とその遺伝子バンクには、グラジオラスの種の膨大な量(既知の200種のおよそ半分という)コレクションがあります。


これらのほとんどは野生種で、一般にはほとんど知られていません。


庭や花屋で見ることのできる、いわゆる園芸グラジオラスは、たった6種の野生種から作出されたグループで、何千という園芸品種が作出されてきています。


園芸品種の作出は無限であるとはいえ、グラジオラスに関する限り、もはや新しい園芸品種はないと一般には思われているようですね。


しかし、そうではない!グラジオラスの野生種には、高さ6インチ足らずの小型種や、よい香りをもつ多くの種、四季を通じて生長し花を咲かせる種、他にもさまざまな特徴を持つものがたくさんあります。

鑑賞植物と美の追求 3

展示会用の花は、悪天候ですぐ駄目になりますし、また、大きすぎて切り花には使えません。


直径が10インチもあるランは、品評会にはすばらしいでしょうが、コサージュには大きすぎます。


大部分のご婦人は、こんな大きい花を胸につけるには小さすぎるでしょう。


大部分の園芸植物にとって、次なる交配の段階は、花壇に向いた小型の植物や、切り花に適した小ぶりの植物の作出にある。


ふつう小型化を図るには、交雑種集団からの選抜育種という方法を取ります。


しかし、賞賛に値する優美さは、作出された交雑種を野生種に戻し交雑した場合に得られることが多いです。


野生種は新しい種類の花をつくり出すのに役に立つものなのです。


花色はそれ自体、科学的にたいへん大変興味深いものです。


明るく鮮明な色をつくった後、育種家は、ふつう、もっと微妙な色合いをつくり出そうと努めるようになります。

リサイクルを考える

こんにちは。


最近リサイクルに対する関心がより高まってきているのが嬉しいです。


それはリサイクルトナーを利用する企業なども増えていることなどからもわかります。


しかし、企業によってはいまだに使い捨て製品ばかりを大量に生産しているような、時代に逆らったことをしている企業が存在するのも事実です。


たとえば、しょう油の容器。


10年ほど前から2リットル要りしょう油びんがペットボトルにとって代わられていて、早晩この、日本の伝統的なリターナブルびんが消えてしまいかねない状況にあります。


しょう油メーカーやペットボトル業界は、このような容器の代替の要因のひとつとして、消費者がそれを望んでいること、つまり消費者ニーズの変化を挙げています。


しかし、これには大きな疑問を感じてしまいます。


というのは、多くのスーパーにはもはや1リットル以上の大型しょう油容器についてはびんの容器の姿はなく、したがって消費者は、びん入りしょう油を望んでも、ペット容器のしょう油を買うしかない状態におかれているからです。


この場合、容器の真の選択をしているのは、しょう油メーカーやスーパーであって、消費者ではないのです。

鑑賞植物と美の追求 2

密林には、まだ見たこともない多くの種が存在しています。


熱帯の森林が着実に減少していくことにより、圃場、園芸店、スーパーマーケットなどで売られる室内植物の数と種類が、直接影響を受けることになるでしょう。


大きな花卉産業花はもはや生活の必需品となっているので、花卉の育種は、大きな産業の1つになっています。


野生の花に見られる本来の形を楽しむだけではなく、花束を豊かなものにするために、異なった種が注意深く交配されています。


育種家は、ふつうは一般的なやり方に従って、いろいろな変わりものを作出します。


最初に試みたことは、花色が明るく鮮やかなものと、花自体が大きなものを交配することでした。


その結果、作出されたのは、花序の高さが6フィートにもなり、花の直径が5インチもあるグラジオラスや、たぶんディナー皿ほどもある大輪のダリアでしょう。


しかし、これらは展示会用の花であって、賞を貰うこと以外には使い道が限られています。

鑑賞植物と美の追求

暖かくかつ一定の気温を保ち、ほの暗く日がさす湿気のある森林は、我々の家の中の状態に近いのです。


ポトス、フィロデンドロン、シンゴニウムなどをはじめ、その仲間の種は、理想的な、枯れにくい植物です。


自生地では、それらの植物は、林床を這い、太陽の光に向かって伸びるため、よじ登る木を求めています。


家庭では、これらの植物は、太陽の光へと導いてくれるような木を捜し求めるかのように、鉢の中で、よじれたり、曲がったりします。


このような森林の植物は、ランプや窓からの限られた明りだけで生存できるのです。


植物の好みにも流行り廃りがあります。


ビクトリア朝期では、ヤシやハランがたいへん人気がありました。


しかし、20世紀中期には両方とも人気が失せてしまいました。


最近では、ヤシは、再び人気が出てきましたが、ハランは、ほとんど家庭では見られません。


探検の世紀を通じて、熱帯の森林は多くの魅力的な変わった植物を我々の世界に提供してきましたが、まだごく一部しか知られていません。